今回はアメリカならではの
レンタカーを利用したスキー場のハシゴ食い。
滑る以外にもカジノによったり、
アウトレットで買い物したり、
サンフランスシスコ観光などもでき、
滑る以外のオプションも楽しい旅行でした。
パッケージツアーは確かに楽だし、
効率もよく、滑ることにも集中できます。
でもこういった
自由な個人旅行でのスキー・ボードもぜひおすすめですね。
1.なぜアメリカ? なぜレイクタホ?
2.各スキー場のレポート
3.リフト
4.レンタカー情報
5.レイクタホの宿
6.サンフランシスコ〜サクラメント〜レイクタホ
7.気温、天候
8.日本人
9.滑走記録(搭乗リフト、滑走コース)
10.参考情報 : レイクタホ以外のアメリカのスキー場について
1.なぜアメリカ? なぜレイクタホ?
2.各スキー場のレポート
3.リフト
リフト待ちはほぼ0。ただし時期によります。
クリスマス前後は基本的にはアメリカのホリデーシーズン。
ものすごく混みます。
私が滑ったのは、12/31(土)〜1/4(木)の5日間。
12/31は混雑を避けるためマイナーなHomewoodスキー場に行きました。
同じリフトで乗り合わせた人に聞いたら、
その人はAlpine Meadowsに別荘を持っているんだけど
わざわざHomewoodに来たそうです。
数日前、Alpine Meadowsでは全リフトが30分待ちだったそうです。
1/1は多少混むのを覚悟で有名なスコーバレーに行きました。
ところが全然空いてる。
大晦日の酒盛りの二日酔いでみんな朝は遅いと聞いていたのですが
午後になっても混む気配なし。
これはこの日が日曜日だったことが原因かと思います。
つまり多くのアメリカ人はこの日がホリデーの最終日で、
みんな帰路についたのではと思ってます。
それ以降、基本的にどこでもリフト待ちは無しでした。
私のように年末年始連休で海外に滑りに行く場合、
今年(2007)のように日本での休みの並びが、
新年に集まるときにはカナダ・アメリカはいいと思います。
でも年末側に休みが並んでいるときは避けた方がいいのかも知れません。
なおヨーロッパではシャモニーを除き、
年末年始、リフト待ちの経験はほぼありません。
ski.comの情報ではHeavenlyはぼろくそに書かれています。
週末などにはかなりリフト待ちがあるようです。
こういう日はHeavenlyは外した方がよさそうですね。
またHeavenlyほどではないですが、
Squawも多少混むようなことは書かれています。
アメリカでは1人、2人組、3人組、4人組と
リフトに並ぶ場所が別れてます。
混んだときにはスタッフが出てきて、
指示を出してうまく定員乗車になるように振り分けて行きます。
でもウィスラーにあるような、
ものすごく紳士的な譲り合いはありません。
多少いいかげんなところがアメリカっぽいですね ^^;
ヨーロッパのスキー場の混んだときに比べればはるかにマシですが。
有名なスキー場ではリフトの設備はかなり進んでいます。
6人乗りはけっこう見ます。
ただ従来の脱着式でないリフトもまだまだ存在します。
Homewoodでは高速リフトなかったです。
その分リフト券も安いですが。
リフト料金は高いです。
有名なスキー場では1日8000円くらいします。
世界一高いのではないでしょうか?
3日券のような数日間利用する場合の割引もありますが、
それほど大きな割引率ではないです。
小ぶりなスキー場ではリフト券も安くなります。
5000円切る場合もあります。
会員制スーパーCostcoではKirkwood,
Homewood, Diamond Peakの3つのスキー場の割引券を扱っていました。
Homewood、Diamond Peakは「フーン」ってところですが
Kirkwoodの割引券は魅力的ですね。
なおAlbertsonというスーパーで
Heavenlyの1日券を割引で買えるとの情報が
Heavenlyのホームページに書いてありましたが
タホシティのAlbertsonで聞いたところ
すでに品切れとのことでした。
その他にも、Yahoo USで
「Tahoe Discount Lift Ticket」
などのキーワードで検索すると
いろいろな割引券情報が出てきます。
どれもいろいろと制約があって難しいですが、
利用できる方は使ってみてください。
スーパーのレシートの裏にも
Diamond Peakの割引券が印刷されていました。
リフト券はどこのスキー場でも写真のようなものです。
日本でも1,2回見たことあります。
針金にシールを貼り付けてウェアのどこかにつけます。
このシールを切らないではがすのはかなり面倒です。
これで転売防止しているわけです。
4.レンタカー情報
私はAVISを利用しました。
日本の代理店であるジェイバから予約を入れましたが、
年末年始の期間はホリデー期間に当たるため、
特に割引特典はありません。
また各種カード会社経由による割引特典も無効でした。
車はセダンの中型車を予約してましたが、
空港のレンタカー事務所でレイクタホに行くことを言ったら
一番小さなSUVの4WD(Jeep)を勧められてそちらに変更しました。
もともと4WDを予約したかったのですが、
インターネットでもジェイバでもSUVを予約しても
4WDか2WDが確定できないとのことだったので、
とりあえずセダンを予約していました。
結果的には全てうまく行ったと言う形です。
なおハーツであれば4WDを予約できます。
2WDだと降雪時のチェーン規制を突破できません。
またチェーン装着はレンタカーのポリシー違反です。
私は違反覚悟でチェーンを買う予定でした。
ただ4WDを調達できたのでチェーンは結局買っていません。
なお金額差は1日あたり$11でした。
実際に装着されていたタイヤの種類は
実物を見てもよくわからなかったのですが、
カウンターの人が言うには「マッド&スノー」ではなく
普通の「オールシーズンタイヤ」と言っていました。
ただやはりJeepですからセダンとはやはり違うかもしれません。
※「オールシーズンタイヤ」とはアメリカで広く普及しているタイヤで、
日本の夏タイヤに比べると若干雪での走破性があると聞いています。
レイクタホでは雪も降り、圧雪路や、ふかふか雪の駐車場、やや凍結気味の道路、
さらに雪のついたフリーウェイ、あらゆる条件を経験しましたが、
滑ったりすることは一度もなく、危険を感じることはありませんでした。
なおスピードはけっこう平気で出すアメリカ人たちも、
雪道ではかなり慎重でゆっくり走ってました。
長野近辺の雪道よりもゆっくりでした。
途中で1台、スピンして雪にささってる車も見かけましたが^^;
Jeepはパートタイム四駆(2WDと4WDを手動で切り替える車)。
雪道を走っているときは
もちろん4WDモード(前後輪直結)にして走っていたので、
2WD状態での走破性は確認していません。
なおチェーン規制時は峠の入り口で検問が出ていました
でも私のJeepは係りの人が「行け行け」の手振りで
タイヤは特に見られませんでした。
4WDなら検問突破できるようです。
参考までにアメリカでは4WDのことをよく4x4(フォーバイフォー)と言います。
Jeepと言っても小型のものです。しかし3.7L。
力も十分、スピードも十分。
二人だったのでスキーも含め荷物も室内に余裕で入り快適でした。
給油はアメリカですので当然セルフ。
でもクレジットカードを給油機で使おうとすると
多くのところでZIPナンバー(アメリカの郵便番号)を
入力しろと要求してきます。
本人確認のためでしょうね。
私は日本在住ですから当然そんなものありません。
ですので毎回事務所まで歩いて行くことになります。
たいした苦労ではないですけど ^^;
雪道を走ったあとはとてつもなく車が汚れます。
日本の比じゃありません。
凍結防止に撒いている土(?)のせいとも聞きました。
そこで、このままサンフランシスコの街を走るのは恥ずかしかったので
ガソリンスタンドにある洗車機使ってみました。
やはり事務所で料金を支払いました。
そのレシートに書いてある番号を洗車機の機械に打ち込むと動き始めます。
$5、$6、$7のコースがありましたが洗うだけなので
$5のコースを選択。
$7とかだとタイヤをキレイにしたり、コーティングなどのオプションがあるようです。
なお、日本の洗車機とは違ってブラシはありません。
水が勢い良く吹き出るだけです。ですので完全にはきれいになりません。
ですが、とりあえず都会を走っても目立たないくらいにはキレイになりました。
車が汚れたときは使ってみましょう
^^
5.レイクタホの宿
レイクタホはアメリカの中でも富裕層が集まっているようです。
山の中なので車はSUV系が多いのですが、
ものすごく立派で大きくてキレイな車が多かったです。
BMWなどの高級外車も多く、
サンフランシスコ周辺の車の質とはあきらかに違います。
治安面も全く不安なく、とても安心できるところでした。
湖はとても大きく、晴れた日には青い美しい姿を見せます。
朝方、モヤが出て幻想的な姿になったり、
その向こうに対岸の山々が見えたり、
とてもきれいなところです。
ここでは奮発してぜひレイクフロントの部屋を
確保することをオススメします ^^
ホテルはアメリカではよくあるモーテルに泊まりました。
立地がビーチフロントという最高のロケーションでした。
宿を探すのにはExpediaという
日本で言う楽天トラベルみたいなwebのエージェントものを使いました。
他にもいいくつかweb上のエージェントあります。
モーテルはものすごい数があり、1軒1軒ホームページを探すのは大変なので
こういったエージェントを使いました。
なおレイクタホ周辺のモーテルは
コンチネンタルブレックファースト(パンと飲み物)込みの
ところがけっこうあります。
また有線LAN、無線LANなどが使えるところも多く、
キッチンつきなども結構あります。
ご希望に応じて選択できます。
レイクタホ周辺での宿はモーテルか
別荘タイプのバケーションレンタルが主流です。
予算に余裕があれば豪華なバケレンがオススメです。
人数が多ければそれほど高いものではありません。
どうしても鉄筋のビルのようなホテルがいいと言う場合は
ヘブンリーのネバダ側、ステートラインに建つカジノホテル、
またはスコーバレー、カークウッドのスキー場隣接のホテルですね。
またアクセスはちょっと遠くなりますがRenoに泊まるという手もあります。
カジノ好きな方にはオススメです。
あとヘブンリーのカルフォルニア側、
サウスレクタホにもいくつかビルタイプの宿があります。
【レイクタホ北岸】
宿泊したのはKings Beachという湖の北岸のカルフォルニア州側の町でした。
小さな町なのですが大きなスーパー(Safeway)もあり、
レストランもそこそこあり、特に不自由のない町です。
ただショッピングという面ではほとんどお店ないです。
車で西方向に15分のタホシティ(カルフォルニア州)が
北岸沿いでは一番大きな町で近辺ではショッピングもできる町です。
といってもそこも小さな町です。
また東方向にほんの少し走ればそこはネバダ州。
15分くらいで小ぶりですがIncline Villageという
カジノを備えた小さな街があります。
おすすめレストラン:BLUE ONION (at Kings Beach)
雰囲気よし。味良し。それほど混んでない。値段はそこそこします。
ステーキとポットパイ食べました。
ステーキも最高だったし、ポットパイはビーフシチューをベースにして、
パイ生地でポットをつつんだもの。絶品でした^^
なおヘブンリーでポットパイを食べたときには
全くの別物(クリームシチュベース)で日本人の口にはちょっとあわない。
ポットパイは内容をよく確認してからオーダーしましょう!
【レイクタホ南岸】
ヘブンリースキー場周辺では、
ネバダ州側のステートラインという町には
大きなカジノホテルが5軒ほど建っています。
私はHARVEY'Sというホテルに立ち寄りました。
ギャンブルの結果はともかくとして^^; 、
カジノは華やかで大変いい雰囲気です。
人もたくさんいてにぎわってます。
もちろんラスベガスに比べれば規模は全然小さいです。
でも歌謡ショーやセクシーショー(?)みたいなものもあり、
一応エンターテイメントタウンになってます。
ラスベガスでやってるホテルの外での無料の噴水ショーみたいのは無いです。
なお絶対スキー・ボード客とは思えない人たちがカジノにはけっこういます。
もちろんスキー・ボード客もカジノに来ています。
松葉杖をついている若者も数名見かけました。
たとえケガをしてしまっても楽しめるという点で非常にいいところですね。
カルフォルニア側のサウスレイクタホの町は巨大なモーテルタウンです。
特に立ち寄ってはいませんがいくらでも宿があります。
予約無しでも大丈夫そうですね。この町は。
6.サンフランシスコ〜サクラメント〜レイクタホ
7.気温、候
それほど寒くは無かったです。
長野より多少寒かったと思いますが、
北海道ほど寒くはないくらいでした。
もちろん時期やそのときの条件にもよると思います。
晴天率高いです。12月くらいから毎日天気を観察していましたが、
10日に1回くらいストームが来る感じでした。
私がレイクタホに滞在した6泊7日の中では、
ストームは1回来ました。その日はほぼ1日中雪でした。
8.日本人
日本人、絶対見ないだろうと思っていたのですが
スコーバレーで3組会いました。
1組は日本の30代くらいのカップル。
話してみると仕事で1年間だけアメリカ駐在とのことでした。
うらやましい。
さらにもう1組、中高年の方。
この方は長いことアメリカにいるそうです。
最後の1組は中高年の5、6名の団体。
話してはいないのですがウェアから判断して
日本からのツアーでしょうね。
と言うことでやはり日本人は少ないですね。
特に日本から旅行で来る人は。
9.滑走記録
(リフト名 / 滑走コース)
12/31 HOMEWOOD
1. MADDEN TRIPLE / TAILINGS
2. THE QUAD / HIDDEN VEIN - SECOND CREEK
3. ELLIS CHAIR / BONANZA
4. THE QUAD / THE GLADES - SHORTCUT - EXHIBITION
(Lunch)
5. QUAIL / SHORRT CUT
6. ELLIS CHAIR / HOBBIT LAND
7. ELLIS CHAIR / DUTCH TREAT
8. ELLIS CHAIR / GILBERT'S GULCH
9. THE QUAD / (under the lift)
10. THE QUAD / (under the lift)
11. THE QUAD / RAINBOW RIDGE - LAST RESORT - ORE CAR
1/1 Squaw Valley
1. Gold Coast Funitel / Mtn.Run
2. Gold Coast Funitel / Mtn.Run
3. Squaw One Express / Mtn.Run - Home Run
4. KT-22 Express / G.S.Bowl
5. KT-22 Express / Woman's Downhill
6. KT-22 Express / Suddle
(Lunch)
7. Gold Coast Fumitel
8. Gold Coast Express / Tree Run 1
9. Shirley Lake Express / Tree Run 3
10. Shirley Lake Express / Tree Run 2
11. Shirley Lake Express / Tree Run 6
12. Solitude / Tree Run 6
13. Solitude / Tree Run 6
14. Solitude
15. Riviera /
(Break)
/ Mtn.Run
16. Red Dog / Far East Run
17. Squaw Creek / Champs Elysee - Easy Street - Home Run
1/2
Squaw Valley
1. Gold Coast Funitel / Mtn.Run
2. Squaw One Express / Mtn.Run
3. Squaw One Express
4. Siberia Express / Siberia Bowl - Mtn.Run - Home Run
5. KT-22 Express / East Face
6. KT-22 Express / Jonny Moseley's Run - Mtn.Run
(Lunch)
7. KT-22 Express / East Face - Mtn.Run
8. KT-22 Express / Saddle (cliff) - Mtn.Run
9. Squaw One Express
10. Siberia Express / Siberia Bowl
11. Gold Coast Express / Tree Run 6
12. Solitude / Tree Run 6
13. Solitude / Tree Run 6
14. Bolmont/
(Break)
/ Mtn.Run
1/3 Kirkwood
1. TC EXPRESS / UP "N" OVER
2. CORNICE EXPRESS / ZACHARY
3. WAGON WHEEL / THE WALL - CAPLES CREST TRAVERSE
4. CAPLES CREST / BUD'S ALLEY
5. SUNRISE / ELLEVATOR SHAFT
6. IRON HORSE / WHISKEY SLIDE - LOW WHISKEY
(Lunch)
7. THE REUT / BUCKBOARD
8. LOWER ZACHARY / HOME RUN
9. TC EXPRESS / HOLE "N" WALL
10. TC EXPRESS / UP "N" OVER
11 CORNICE EXPRESS / PALISADES BOWL
1/4 Alpine
Meadows
1. Roundhouse Chair / Rock Garden - Red-Green - Blue Trail
2. Roundhouse Chair / Blue Trail
3. Roundhouse Chair / Rock Garden - Red-Green - Blue Trail
4. Summit Six Chair / Alpine Bowl
5. Roundhouse Chair / Rock Garden - Loop Road
6. Hot Wheels Chair / Weasel Run
7. Scott Chair / Scott Ridge Run
8. Roundhouse Chair / Sympathy Face
9. Summit Six Chair / Alpine Bowl
(Lunch)
10. Summit Six Chair / Alpine Bowl
11. Summit Six Chair / North Peril - North Face
12. Summit Six Chair / Alpine Bowl - Rock Garden - Loop Road
13. Scott Chair / Chute that seldom slides
14. Yellow Chair / Red Ridge - Red Trail
15. Summit Six Chair / Peril Ridge - Blue Trail
16. Summit Six Chair / Wolverine Bowl - Three Sisters - Nick's Run
17. Summit Six Chair / Beaver Bowl - Blue Trail
10.参考情報 : レイクタホ以外のアメリカのスキー場について
・ヴェイル
やはりアメリカ最大のスキー場ですからね。
ここを選択肢に入れないのはおかしいでしょう。
面積的にはウィスラーブラッコムの2/3、5300エーカー。
十分な大きさです。
「世界で最高の圧雪」というキャッチコピーは有名。
カービングマニアの人には最高でしょう。
あとファミリーにもお勧めできますね。
北米ですからコブ斜面もちゃんとあるようです。
一方で広大なバックボウルはまさしくパウダーの宝庫。
上級者、ボーダーでも十分楽しめそうですね。
初級者から上級者まで誰もが楽しめる山、
そして町にはモールなども完備し、
このリゾートは別名「ディズニーランド」とも言われているそうです。
近くには
ビーバークリーク、ブレッケンリッジ
などのスキー場もありますが、やや小粒。
なおリフト券は共通です。
アクセスがデンバーから車で2時間と言うのは魅力。
ただ日本からの直行便はないですが。
ヴェイルの難点は非常に物価が高いとのこと。
・ソルトレークシティ